看護業務に取り組む中で、確実に成長するためにはどのような意識を持つべきなのでしょうか。第一に意識してほしいのが、自ら学び続ける姿勢です。医療の現場は常に進化しており、医療従事者には最新の知識や技術が求められます。そのため、積極的に学びの機会を探し、自分の知識を更新していく意識が大事です。専門書を読んだり、セミナーに参加して同業者と情報を共有したりと、意欲的に動かなければ、医療の進歩についていけないでしょう。

次に、振り返りの習慣を持つことも成長には欠かせません。業務の中でうまくいかなかったことや、他の方法があったかもしれないと感じたことがあれば、その場で立ち止まって振り返る時間を持ちましょう。そのとき、うまくできなかった自分を責めないようにすることが大切です。振り返りは反省するためのものではなく、成長のための教訓探しです。反省点があれば、もちろん見直すことも大事ですが、それよりもミスを防ぐ考え方と行動を見出す方が重要です。

また、前向きな姿勢を維持することも忘れてはならないポイントです。看護現場では、先輩に強く注意されたり、患者さんに苦言をいわれたりと、厳しい状況に直面することが少なくありません。その中でネガティブにならずに、前向きに取り組むことができれば、困難を乗り越える力、そして自信が身につきます。そのポジティブな姿勢は周囲に良い影響を与え、職場全体の雰囲気も明るくするため、結果的に快適な人間関係、勤務環境をつくることにつながります。